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ロードバイクの選び方

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ロードバイクを選ぶ際のポイント

初心者のためのロードバイクの選び方

ロードバイク初心者がロードバイクを選ぶ際に、よく見かける光景として、「よくわからないから最初はなるべく安いバイクにしよう」、「売れている人気のバイクだから良いはず」、「最初から良い物を買っておけば、あとで後悔しないだろう」など、なぜロードバイクを始めようと思ったのかにフォーカスせずに、自分が良いと思うもの、買いたいものを買ってしまうということです。

ライダーとロードバイクのマッチングが重要

いくら高価なロードバイクでも、ライダーとのマッチングが悪ければ、そのロードバイクは良さを発揮できませんし、売れているものが自分と相性が良いとも限りません。
ロードバイクの良し悪しは、ライダーとロードバイクの相性で決まると言っても良いかもしれません。

目的によって選び方が変わる

また、どのような目的でロードバイクを購入しようと思っているのかにもよって、ロードバイクの選び方は変わってきます。

通勤、通学用に使うロードバイクを選ぶのか?本格的なレースに出場するためにロードバイクを選ぶのか?メーカーからロードバイクを選ぶのか?それとも予算からロードバイクを選ぶのか?
選ぶ基準が明確になると、自分にあったロードバイクの選び方が見えてきます。

このページでは、初心者向けのロードバイクの選び方を、以下の項目に分けて説明していきます。
1.目的別選び方
2.通勤・通学用ロードバイクの選び方
3.趣味レース用ロードバイクの選び方
4.メーカー別選び方
5.予算別選び方

これからロードバイクを始めようとしている方にお薦めの一冊です。

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1.目的別選び方

ロードバイクを通勤や通学で利用する場合、最も大切な事は、“毎日の足としてのロードバイク”という認識を持つことです。

よく陥りがちなのが、「どうせ通勤、通学用のロードバイクなんだし、安物でいいや」という考えです。
私は、この考えは危険だと思っています。
毎日の足として使うロードバイクだからこそ、安心して長い時間乗れるロードバイクを選ぶ必要があります。
また、妥協して購入したロードバイクは、すぐに乗らなくなってしまうのは、私の周りでも多くの人が経験していることなので、最初から納得感のあるロードバイク選びをすることは、今後長いロードバイク生活を続けていく上では必須なのです。

まず重要視したいのは、“通勤、通学で毎日乗っても疲れにくく、安心して乗れる”ことです。
走る距離にもよりますが、通勤・通学は毎日のことなので、毎日乗っても負担にならない(疲れにくい)ことと、安心して乗れるロードバイクである必要があります。

通勤・通学用のロードバイク選びでは、ハンドルはフラットバーでもドロップハンドルでも、どちらでも良いでしょう。
フラットバーとは、マウンテンバイクやクロスバイクにあるような、まっすぐの棒状のハンドルで、ドロップハンドルとは、競技用自転車に見られるようなタイプのハンドルです。
ロードバイクといえば、やはりドロップハンドルでしょう!という方も多いと思いますが、フラットバーのほうが価格も安いですし、ドロップハンドルが苦手な初心者の方でも入りやすので、選択肢としてはありだと思います。

次に、タイヤ選びは要注意で、WO(クランチャー)と呼ばれるものを選んだほうが間違いがないです。
WO(クランチャー)とは何かというと、タイヤとチューブが別々になっているタイプのタイヤのことです。
タイヤには二種類あって、ひとつはこのWO(クランチャー)と呼ばれるもので、もうひとつはチューブラと呼ばれるタイヤとチューブが一体化しているタイヤです。
チューブラはタイヤとチューブが一体化していて、軽量かつ路面の反応がダイレクトに伝わってきてパンクしにくいという特徴があるのですが、一度パンクしてしまうと修理作業がとても大変なのです。
車輪に直接接着剤で貼り付けられているので、まずはこれを剥がすのが一苦労。またタイヤを交換した後も接着剤が固まってからでないと、危なくて乗り出すこともできないので、通勤・通学向きではないですね。
WO(クランチャー)は、いわゆるママチャリなどの自転車のタイヤと同じ構造になっていて、パンクした場合でも、チューブにあるパンク穴を見つけたら、パンク修理道具さえあればその場で修理することも可能です。なので、やはり通勤・通学用のロードバイクには、WO(クランチャー)が安心ですね。

2.通勤・通学用ロードバイクの選び方

これからロードバイクを購入したいと考えている人の中には、普段の通勤や通学などの街乗りの目的で、ロードバイクに乗ってみようという人もいると思います。
ロードバイクだからレースに出場しなければ、と言う人もいるでしょうが、高機能なロードバイクは普段の足としても充分役に立つ乗り物です。
通勤や通学のためのロードバイクを選ぶときに注意しなければならないのはフレーム強度です。
改正道交法で定められているとおり、ロードバイクなどの自転車は原則的に車道を走行しなければならないというルールがありますが、道路の状況によっては歩道を走行することもあります。そのような時に、歩道の段差に乗り上げて受ける衝撃によるダメージは意外に大きいので、そのダメージに耐えうるフレームの強度が必要になります。
ですから、通勤や通学などの街乗りで使用するロードバイクを購入する場合には、剛性の高い素材であるアルミをフレームに使用したロードバイクを選択するのが合理的です。
また、一度ロードバイクの快適な走行になれてしまうと、いつかはレースに出場してみたくなると言う人も多いので、ある程度の走行性能も確保しておきたいところです。そのためには、ネットでロードバイクを購入するのも良いですが、専門のサイクルショップで、自分の体格にあったロードバイクを選んでもらうのが良いでしょう。
初心者用として販売されているロードバイクの中には、3万円~5万円程度のものもありますが、将来コンポーネントなどをグレードアップすることを考えると、最初からある程度のグレードのパーツを装備している10万円~15万円くらいのものを購入しておくと、結果的には無駄な出費を抑えることが出来ますから安心です。

3.趣味レース用ロードバイクの選び方

ロードバイクは元々競技用の自転車ですから、なによりもスピードが命です。
重量が軽ければ軽いほど、レースでは有利になります、これはF-1のレーシングカーの車体のほとんどがカーボン素材で構成されていることからもお分かりいただけるでしょう。
ロードバイクの性能は組み上げたときの総重量が大きく影響します。そのためにカーボンなどの軽量素材が、フレームだけでなく各パーツに使用されているのです。
軽量化をすすめた結果、総重量8kgと言う超軽量に組み上げられた車体は、指一本の力で持ち上げられるほど軽く仕上がってしまいます。
そのためには何といっても、各パーツの軽量化をすることが必要ですが、フレームやハンドルなどの各パーツ類に炭素繊維(カーボン)を使用していくと、それと比例して、ロードバイクの価格はどんどん高価になってしまいます。
ロードバイクでの自転車レースには、TT(タイムトライアル)レースや、ロードレースなどいろいろな種類があり、競技の内容によって複数のロードバイクを乗り分ける場合もありますが、趣味で自転車レースに出場しているような愛好家の方は、普段の練習用と本番用の2台のロードバイクを準備していることが多いようです。
レース用のロードバイクの価格はピンキリですが、30万円~50万円のロードバイクを使用している人が、私の周りには多いです。これはもちろん本番用のものですが、しかし、レースに出場するという目標がある人なら、普段の練習に使用するロードバイクでも、ある程度の性能を求めておきたいところです。

4.メーカー別選び方

ロードバイクメーカーには、本場ヨーロッパ系ブランド、イタリア御三家ブランド、新興アメリカ系ブランド、また国内大手の国産ブランドなど、様々なメーカーが存在しています。

特に本場ヨーロッパでの歴史は古く、各ブランド毎のイメージが色濃く出ているのが特徴ですし、乗り手側のこだわりも相当なものだったりもします。
ロードバイク初心者にとっては、ブランド毎の個性を理解した上でロードバイク選びをするのは、まだ未知の領域でもあると思いますので、まずは各メーカーの特徴やこだわりを調べてみると、ロードバイクの奥深さに触れることができると思います。

ロードバイクのメーカー一覧

5.予算別選び方

これまで触れてきたように、ロードバイクには初心者用の安価なものから、プロの自転車レーサーが使用する高価なものまで、いろいろな価格帯のロードバイクが用意されていて、自分の予算に合わせたグレードのロードバイクを選択することが出来ます。
ロードバイクの場合、価格の違いはコンポーネントや、フレームの素材によって変化することが多いのですが、同じようなパーツを使用していてもメーカーによって価格に違いがあることもよくあることです。
また、意外に思われるかもしれませんが、ロードバイクに乗って楽しむためには、車体だけでなくヘルメットやアイウェア、シューズやウェアなどのグッズが必要になりますから、その分の予算もあらかじめ考えておく必要があります。
10万円以下の予算なら、しっかりと強度のあるアルミ素材のフレームを持ったロードバイクが良いでしょう。
スポーツとして自転車に乗ることを楽しむためなら、それほど高価なロードバイクは必要ありません。10万円以下のものでも基本的な機能がきちんとしていれば、充分楽しんで乗ることが可能です。
10万円~30万円の予算なら、最近の自転車レースで使用されるロードバイクで主流になりつつある、カーボン素材を使用した軽量フレームのロードバイクが手に入ります。
一般的に、ロードバイクに乗り始めた人の何割かは、一度は自転車レースに出場してみたくなるようですが、そのためには、よりグレードの高いパフォーマンスに応えてくれるロードバイクが欲しくなるかと思います。この価格帯のロードバイクであれば、そうなった場合にもある程度の満足感が得られるかと思います。
ロードバイクを選ぶときには、自分がなにを目的にするのかをハッキリさせておくと、より自分にあったロードバイクを選ぶことが出来るでしょう。

初心者におすすめのロードバイクを予算別にまとめた記事はこちら→初心者におすすめのロードバイク(予算別)

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