ロードバイク用ハンドル
ドロップハンドルが使用される理由
ロードバイクには特徴的なドロップハンドルが装着されていますが、この形状のおかげでライダーは複数のポジションでハンドルを握ることが可能になっています。
スポーツ自転車のハンドルは、クロスバイクなどで採用されているフラットハンドルと、ロードバイクのドロップハンドルの2種類があります。
フラットハンドルは普段の街乗りで取り回しが楽な分、いつでも同じポジション位置でしかハンドルを握ることが出来ないので、長い距離を走行しなければならない時には、ライダーの体にかかる負担が大きいので、ロードバイクではドロップハンドルが一般的に使用されているのです。
ハンドルを握るポジションは状況に応じて使い分ける
ドロップハンドルのフラットな部分は、軽く流して走行する時や、上り坂を駆け上がるときに握ります。
ロードバイクの標準ポジションは、ハンドルのブラケット部を握って走行するときに決定されます。
安定性とともに踏み込む力がもっとも強いので、平坦なコースから軽い登りまでこのポジションで走行することが出来ます。
ドロップハンドルの下部を握るポジションは、ゴール間近でスパートを掛ける、「もがき」走行をするときなどに有効なポジションです。
また平坦なコースを走行している時でも、強い向かい風の時には空気抵抗の低いこのポジションでしのぐことが出来ます。
ドロップハンドルを選ぶ場合には、ライダーの体格や能力に合わせて、古典的なデザインで人気の「シャローハンドル」や、最近流行の「アナトミックハンドル」など、様々な形状のハンドルが用意されていますので、サイクルショップで相談してみてください。